【株の教室・中級⑧】PBRと「純資産割れ」とは?1倍割れの意味

株を学ぶ

PBR(株価純資産倍率)は「株価 ÷ 一株あたり純資産(BPS)」。
会社を解散して資産を分けたときの価値(純資産)に対し、市場が何倍の値段
つけているかを示します。

PBRの目安

  • PBR=2倍:帳簿価値の2倍で評価(期待が高い/成長期待)。
  • PBR=1倍:株価と解散価値がちょうど同じ。
  • PBR=0.5倍:解散価値の半分の値段しかついていない(低評価)。

「純資産割れ」=PBR1倍未満

PBRが1倍を下回る状態を純資産割れといいます。
理屈のうえでは「会社を解散したほうが株主は得」という不思議な状態です。
日本では自動車株や一部の銀行株で長く常態化してきました。

「安いから買い」とは限らない

純資産割れは一見お買い得に見えますが、市場がその低評価をつける理由
(構造的な収益力の不安、低い資本効率、成長期待の乏しさ)があることも多いです。
「なぜこの倍率なのか」を考えるクセが大切です。東京証券取引所が上場企業に
「PBR1倍割れの改善」を求めた動きも、この問題が背景にあります。

実例で学ぶ

業種ごとのPBRの違い(自動車は0.2〜1倍、半導体は15〜45倍)は
銘柄カルテで具体的に比べています。


※本記事は株式投資の基礎を解説する教育目的のものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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